ステップ3・・・自費治療専門院に生まれ変わるための徹底した整理整頓。
さて、皆さんの院は毎日綺麗にお掃除されていると思いますし、整理整頓も心掛けておられますよね?
どんなポイントに気を付けられていますでしょうか。
今回は自費移行へのステップで欠かせない、お掃除や整理整頓に関することについてお伝えいたします。
私の院「国分寺整骨院」を例にとってお伝えしますね。
下の写真は5年前の私の院の受付の写真です。
次に同じ時期の待合室の写真です。
この頃はまだ健康保険を中心に扱っていて、交通事故の患者さんも毎日来られていました。
さらに完全予約制でもなく、「予約優先制」を取っていました。
次に、これは現在の受付の写真です。
次に待合室の写真です。
現在は、完全予約制で自費治療専門です。
自費治療専門院としては
・まだ不要なものがある
・椅子やカウンターの質
など改良の余地は山ほどありますが、保険時代と比べると大きく違うことがお分かりになると思います。
ポイントは「ゼロにする」ということです。
ゼロにするために、
1.受付のカウンターの上に置いていいものは1つだけです。
2.極端な話、部屋とベッドだけ。以上。これを目指していただきます。
3.ポスターも掲示物も骨格模型も電気治療機もすべて不要です。
ここで間違ってはいけないのが、不要と言っても必要な機器は残しておいてください。
必要な治療機器を残した上で、患者さんから見えない場所に置いてくださいね。
治療機器も骨格模型も、使うときだけ見えない場所から引っ張って来て使う、という使い方にしてください。
患者さんや症状によっては、使う治療機器も治療方法も変わると思いますので、それぞれの治療の場面で必要な物は使うときだけ患者さんの目の前に現れる、という形にしましょう。
スリッパも来院する患者さんの数だけを用意します。
一度に20人も来ることはないでしょうから、想定できる患者数のスリッパを用意します。
当院では一度に多くても3人が施術室や待合にいることがありますので、3つだけのスリッパを用意しています。
普段は2つで十分です。
ちなみに当院ではスリッパの数を減らしてから1日の患者さんの平均来院数が1.5倍になりました。
もう一度、当院の過去の写真を見てみましょう。
ひどいですね(笑)
1.観葉植物が多すぎます。置いても構いませんが1部屋に1つで十分です。
2.カウンターや棚の上に物を置きすぎです。置くとしても1つです。
3.スリッパが多すぎですね。
1.壁にいろんなものが貼ってありますが全部いりません。撤去しましょう。
特に「保険証が変わりました」とか「健保協会からアンケートが来たら・・・」みたいな保険に関するものは一切いりません。
所属団体の証明書なども不要です。
2.ウォーターサーバーも不要です。
先生自身やスタッフのためだったら、スタッフルームに置きましょう。
それと、不要なものをなくすのと同時に大事なのが「掃除」です。
・毎日掃除機をかけていますか?
・毎日トイレ掃除ができていますか?
・患者さんが使った後のトイレ掃除は毎回できていますか?
・玄関の扉や床はこまめに掃除していますか?
・施術ベッドは治療が終わるごとに掃除していますか?
最低限のお掃除はできていないといけませんよね。
換気扇やエアコンの吹き出し口の綿ぼこりなんてものはもってのほかです。
特に1人院で男性が院長の場合は、私もそうでしたが細かいところに気づかないこともあります。
自分なりには頑張って掃除している、整理整頓しているつもりでも・・・。
そこで奥様や彼女、知人など女性の目でチェックして見てもらうということも有効ですので、ぜひ頼み込んででも協力してもらいましょう。
ではなぜ、お掃除や整理整頓が必要なのでしょう?
頭では「当然するものだから・・・」と理解してできていると思いますが、本当の意味があります。
それは問診や治療中のみならず、院に入った瞬間、治療室までの移動の間だけでも余計なものが目に入ってしまうと、患者さんは本当の意味でリラックスできないからです。
特に初めて来られた患者さんの場合は、初回の印象というのはとても大事です。
初回に
「なんかゴチャゴチャした院やな。」
「なんか清潔感がないな」
と思われたら終わりです。
最初から最後までリラックスできませんから、治療技術以前の問題でリピートしてくれません。
つまり徹底的にものをなくし、徹底的に掃除をすることで治療効果が上がるのです。
そしてリピート率が上がるのです。
リピート率が上がれば患者さんの症状は良くなりますよね。
先生方も患者さんも両方にメリットがありますので、やらない理由はありません。
徹底的に物をなくし、徹底的に掃除をしましょう。
次回も今日の続きになります。「その治療機器は本当に必要ですか?」です。
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