私の院である国分寺整骨院には様々なご職業の患者さんが来られます。
これは皆さんの治療院でも同じだと思います。
その中で、10年間同じコンビニに勤められている方がメンテナンスに月に一度来られています。
店舗責任者の資格もあり、今すぐ新規店舗の店長になって欲しいと言われているけどある事情で断っているという、とても仕事ができる方です。
もちろん近所の店舗なので私もその働きぶりを見たことがありますので優秀な方ということは分かります。
コンビニの店員さんの業務内容は本当に多岐にわたっていて、接客だけできてもダメなんですよね。
清掃、品出しは当たり前ですが、宅配の受付や受け渡し、公共料金やネット販売の支払い処理、廃棄、ポップの整理や準備、季節商品の入れ替えや予約の管理など、本当に大変なお仕事です。
この患者さんの場合は商品の発注手配まで任されているので、発注数量をしっかり予測して仕入れないと売り上げに直結するというとても重要なポジションにおられます。
なのでその方が治療に来られると業界の裏話を色々聴けるので楽しいです(笑)
そういう優秀な店員さんがおられるその店舗ですが、同業の店舗や同じ屋号の近隣のチェーン店が軒並み売り上げを落とす中、去年のコロナ禍の中で売り上げを伸ばしたそうです。
2020年3~8月期の大手3社の国内コンビニ事業の利益は前年同期比で25%も減っているのに・・・。
なぜでしょう?
その店舗だけ優秀な方がいたから?
もちろん店員さんの能力や質はとても関係ありますが、この患者さんがよその店舗に入った時にどこを見ているのかを今回はお伝えします。
治療院経営にもとても関係があることですのでぜひお読みくださいね。
お客さんはしっかりと見ています
さて、同業者や同じ屋号のチェーン店が軒並み売り上げを落とす中、この患者さんがいる店舗だけが売り上げを伸ばしたのにはもちろん理由があります。
しかしエリアマネージャーまでもが
「何でやろ?何でここだけ売り上げがええんやろ?」
と言っていたそうで、
「違うでしょ?お客さんはちゃんと見ているんですよ。意外としっかり見ているんですよ。」
と言ってやったと笑っていたその患者さん。
ではお客さんは何を見ていたというのでしょうか?
実はこの患者さん、ライバル店や同業の店舗に行くと必ず見る場所があるそうなんです。
それは陳列棚の上だそうです。
ポテチや缶詰、パンなどが置いてあるいろいろな陳列棚の上を見るそうです。
もちろん棚の上ということですから商品の下ですよね。
そこがしっかりと清掃されているかどうかを確認するのがクセになっているそうです。
もし商品の下の棚の上にホコリや髪の毛、綿ぼこりなどがあれば、そのお店ではレジ横のフード系の商品は絶対に買わないと決めているとのこと。
なぜなら目につくところが掃除されていなければレジ奥にある厨房周りはもっと汚れているということを知っているからです。
そして衛生管理もされていないはずだからそんなところで揚げたり煮たりしているものを絶対に買わないということでした。
つまりこの患者さんが勤めている店舗ではしっかりと清掃が行き届き、目に見えないところの清掃や衛生管理もしっかりとされているということです。
どんなに忙しくても、です。
「お客さんってね、意外と見ているんですよ。私は同業者の目で見ているけど、お客さんも実はしっかりと見て感じているんです。エリアマネージャーは何も分かってない(笑)」
と笑っておられました。
治療院でも店舗でもポイントは同じです
これ、治療院でも同じではないでしょうか。
・玄関マットが汚れたまま
・玄関扉や取っ手が手垢でベタベタ
・ベッドや床に髪の毛や綿ぼこりが落ちている
・換気扇の綿ぼこりがフィルターみたいになっている
こんな治療院がきちんと消毒や衛生管理をしていると思われるでしょうか?
ありえませんよね。
コロナ禍でもしっかりと売り上げを上げている治療院や店舗は、あるポイントを押さえて掃除や衛生管理を徹底されています。
例外はありません。
幸い私の院ではしつこいくらいに色々と掃除や衛生管理をしているおかげで、多くの患者さんからは「ここは安心して来られるわ」と言っていただけています。
「もう1年間も外食を我慢している」
「休みの日は家の中かバイクで走るだけにしている」
「もうかれこれ1年以上、県外には一歩も出ないようにしている」
という方々もそれがいいか悪いかは別として当院には変わらず通ってくださっています。
実は掃除や衛生管理を徹底するだけじゃなく、患者さんに「ここは安全だ」と思っていただけるポイントや、お客さんに「ここで買い物しても大丈夫なんだ」と思っていただける大切なポイントがあるんです。
その大切なポイントを今回特別にお伝えする機会を設けました。
詳しくは下記をご覧ください。
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