第26回 実際にあった自費移行の相談例(その3)

実例その3: 自分なりに自費移行したら患者さんが来ないからヤバイんですけど・・・。

さて、今回は実際にあった相談例のその3です。

 

今回のご相談は、香川県内で整骨院を開業して5年目の30代の先生でした。

ある日、直接お電話をいただきました。

「あの、そちら完全予約制で自費治療でやってますよね。1回の治療費が6,600円じゃないですか。申し上げにくいけど高級な雰囲気もないのに、なんでそんなに治療費を取れるんですか?」

このようなことを言われた時点で、ご相談内容と疑問点は分かります。

実際に国分寺整骨院は内装、外装ともに改良の余地は山ほどあります。

自費に移行してからいろいろと変えてきたつもりですが、まだまだです。

とはいえ失礼ですよね(笑)

続けてお話をお聞きしました。

「数ヶ月前から自分なりに自費移行をしてみたんです。でも結局は保険患者さんが来なくなっただけで、自費の患者さんが来ないから患者さんが激減したんです。」

「このままだったら3ヶ月もたないです。」

これは緊急事態ですね。

ただこれもよくある話ではあります。

保険治療に疑問を感じて、

交通事故の患者さんの対応にも矛盾を感じ、

自費に移行したいと思ったところまでは「まともな感覚の先生」だと思います。

しかし、だいたい失敗してしまうのが「自分なりに」というところです。

・自分なりにやってみたい。

・まずは自分なりに。

・ある程度軌道に乗ったら相談しよう

まあお気持ちはよく分かります。

 

でもプロのスポーツ選手でもコーチがいるように、自分なりにする前に、すでにできている人に聞いてみたほうが確実で早いです。

すでにできている人は、先にいろいろ失敗も経験もされているはずですから、その人に聞けば失敗や回り道をすっ飛ばして先に進めることができます。

結局は一度会ってみようということで、その先生の院へ行ってみることにしました。

院を見てから、まずはお金のかからない範囲で院の見た目を変えることにしました。

19回 これを見れば誰でもできるスムーズな完全自費移行までの7つのステップ(その3

「自費治療専門院に生まれ変わるための徹底した整理整頓。」

でお伝えしたことを読み返してみてくださいね。

 

これからその先生の院のビフォーアフターの写真を上げていきます。(掲載許可はいただいています。)

どこに問題があってどこを直せばいいか、ここまでブログを読んでいただいた先生方はお分かりかと思います。

では一枚ずつあげていきますね。

 

↓(1)下の写真が受付からみた下駄箱です。

↓(2)下の写真は待合からみた受付です。

↓(3)下の写真は受付からみた待合室です。

↓(4)下の写真が施術室からみた入り口です。

 

一見すると何の問題もなさそうに見えますよね。

 

さてここで、先生方はご自分の院の待合室に座ったり、受付のカウンターの前に立ってみたことはありますか?

または施術ベッドに仰向けに寝たりうつ伏せに寝たり、右向きに寝たり左向きに寝たりしたことはありますか?

患者さんと同じ目線で院内を見たことはあるでしょうか。

 

患者さんと同じ目線で院内をみると、実はたくさんの問題点がみえてきます。

 

みなさんが問題なさそうだと感じた先ほどの写真の院ですが、

当院で導入している

「治療院ビジュアル訴求法」

これを取り入れてみたところ、驚く程効果がみられました。

 

この方法を用いると、

治療効果が上がり、

リピート率が上がり、

患者さんに喜ばれ、

結果、院の経営が安定します。

 

ここで大事なのは「患者さんに喜ばれる」という点です。

 

治療効果が上がって患者さんの症状が早くよくなるということです。

患者さんのためになるという点がとても大事です。

 

「治療院ビジュアル訴求法」を取り入れるだけで、こちらの都合で治療効果に関係のないいらない物を買わせるということもありませんので、クレームも発生しにくいです。

 

それでは先ほどの院はどう変わったのでしょう。

 

↓下の写真が取り組み後の写真です。

 

いかがでしょうか、ビフォーアフターで何が違うかお分かりでしょうか?

 

そしてこの取り組みを急ピッチで行った先生ですが、どうなったか知りたくないですか?

値上げをしたのに自費の患者さんのリピート率が10%が上がりました。

 

この先生は素直に言われた通り「治療院ビジュアル訴求法」を取り入れて環境を変えました。

相当勇気のいることだったと思います。

でも「自費の患者さんが次回予約を取ってくれたんです。」と順調な滑り出しをみせています。

できている人の真似を素直にできるかどうかもポイントですね。

しかもこの方法は誰でも真似することができます。

 

次回はご相談までの道筋をお伝えします。

 

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