いきなり保険治療をやめて自費治療に切り替えるのですか?

2020年7月15日現在、香川県では7月に入り3人目となる新型コロナウィルス感染が確認されました。

4/20以来、久しぶりに7/10に確認されるまで約3ヶ月間は県内での感染者は確認されていませんでしたので、今になってまたか、という声も多く聞かれます。

新型コロナウィルスのワクチンの臨床試験の結果がニュースになっていましたが、まだ実用化までには時間がかかりそうです。

しかしそれを待っていてはコロナ騒動で大打撃を受けた飲食店や観光業だけでなく、保険患者さんが減った整骨院・接骨院もこの先経営が厳しいのではないでしょうか。

私が知り合いの先生からお聞きした話では、患者さんが減りすぎて廃業を決意した保険メインの接骨院が何軒もあるということでした。

私が開業している香川県でもコロナ騒動で「保険患者さんが激減した」という話を近隣の接骨院の先生に直接言われたこともあります。

今のこの時期こそ、保険治療を少しずつでも自費治療に移行していく時期なのではないでしょうか。

実際に「いきなり保険治療をやめて自費治療に切り替えるのですか?」というご質問もいただきました。

やはり自費移行と言っても

「何からしていいか分からない」

「本当にそんなことができるのだろうか」

「やっぱり保険を残しておいたほうが無難じゃないだろうか」

とお考えの先生も多いかもしれませんね。

今回は自費移行のステップとして、保険治療を残すのかなくすのか、どのような進め方をしていけば良いかをお伝えしますので参考になれば幸いです。

 

例えばこれはよく聞く話ですが、定年退職した元サラリーマンの男性が長年の夢だった蕎麦屋をオープンさせました。

どこにも修行に行かずただ自己流でお蕎麦を打って、何とかお蕎麦と呼べる形に仕上げることができて「これならお客さんに出せる」という主観だけでお店をオープンしたとします。

味も並以下、接客のイロハも学んでいない、経営的なことも学んでいないから値段の付け方も原価計算も適当。

退職金を取り崩しながらの開店準備ですから、センスが問われる内装にもお金をかけられない。

さてこのお店は向こう10年、営業を続けることができるでしょうか?

何となくダメなんじゃないかな?という感じはすると思います。

 

 

一方、当院の患者さんでフリーのWEBデザイナーの女性がおられます。

お話をお聞きすると、もともと首都圏でサラリーマンをしていた方で、最初は趣味でWEBデザインをしていたそうです。

お休みの日や、お仕事終わりに知人に頼まれてやっていたものを、だんだん頼まれごとが増えていってきちんとお金をもらうようにしたらしいんですね。

それでその内に本業の収入を上回ってしまったのを機に仕事を辞めて、何故か縁があった香川県に移り住み副業だったWEBデザインを本業にしたということでした。

この元サラリーマンという共通点がある、蕎麦屋の男性WEBデザイナーの女性の決定的な違いは何でしょう?

それはいきなり本業にしたか、しなかったかの違いです。

では、我々の治療院業界に当てはめてみてらどうでしょう。

保険治療がメインで長年やってきた先生が「明日からいきなり自費治療に切り替えます」とした場合、うまくいかないかもしれません。

なぜなら自費移行の基本を知らない可能性が高いからです。

意外かもしれませんが保険治療自費治療は大きく異なります。

例えば美味しくないお蕎麦屋さんが流行らないのと同じように、治療院において治療の技術はとても大事です。

しかしそれ以前に患者さんの誘導から問診表から問診の仕方院内環境に至るまで、すべてを自費治療用に変えていかないといけないのです。

「え?長年の臨床経験もあるし、保険患者さんだって1日に何十人もきてるし大丈夫やろ。」

とお思いの先生もきっとおられますよね。

でも技術も人柄も良い先生がいきなり自費移行して失敗した例は決して珍しくありません。

基本を知らずに進めてしまうのは危険なのです。

 

ではどのように自費移行するのが理想的なのでしょうか。

それは先程のWEBデザイナーの女性のように、徐々にしかし計画的に進めていくということになります。

一定の期間を決めて、その間に少しずつ自費の患者さんを増やしていく努力をします。

もちろんその間にすべてを自費治療用の環境に変えていきながら、です。

そしていよいよ自費治療の売り上げが保険治療の売り上げを超えたら、はっきりと保険治療をやめて自費治療に切り替えればいいと思います。

これなら一時期は全体の売り上げが下がることもあるでしょうけど、いきなり移行するより遥かにリスクは少ないですよね。

自費治療の売り上げが50%を超えたら、自費移行の怖さはかなり小さくなります。

これは想像しやすいのではないでしょうか。

では自費治療の売り上げを50%超えるまでは何から始めたらいいのか、という疑問が生まれてきますよね。

そこで先生方に少しだけお時間をいただいて、順番に1つずつ最短で自費移行を進めるお手伝いができるのが私が立ち上げた「整骨院完全自費化スクール」です。

整骨院完全自費化スクールではすでに2名の先生が自費移行に向かって歩みを進めておられます。

そして今回、どのようなことをするのか、何を教えてくれるのかという先生方の疑問にお答えするべく

「コロナの影響で休業しないための対策が分かる自費移行セミナー」

を開催することにしました。

7月25日(土)の18時から約2時間、香川県高松市の国分寺整骨院で行います。

自費移行のイロハを知りたい方は今すぐお申し込みくださいね。

「コロナの影響で休業しないための対策が分かる自費移行セミナー」

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