さて、私の院は平日の火曜日と日曜日が休診日です。
日曜日は研修会などへの参加が多いので、火曜日に銀行に行ったり事務作業をしたり、歯医者さんや美容院や整体など自分の体のメンテナンスにあてています。
先日の火曜日に、お昼の定食が美味しいと患者さんから教えていただきましたので行ってみました。
夜の宴会や法事などにも使えるくらいの広間があり、しっかりとした和食のお料理が出てくるお店です。
自宅からはかなり遠いですが頑張って行ってみました。
お店に着くと店構えもしっかりとしていて入り口にはスーツをきた女性の店員さんがおられて席まで案内され、メニューを渡してくださいました。
メニューを見てみると
〇〇定食 2800円
〇〇御膳 3500円
などなかなか普段来ることができない価格帯です。
その中で日替わりランチが980円で一番人気のようでした。
患者さんから勧められたのもコレです。
実際に隣のご夫婦も同じものを食べていましたし、座敷やテーブル席の人も多分同じものを食べていたように思います。
和食の料理人が作る定食が普段行きやすい価格帯で提供されていたら流行りますよね。
正午頃の時間帯を外して行ったのにお客さんはいっぱい入っていました。
確かにお魚もお肉も美味しかったです。
私は食べるのが早いので食べ終えてすぐに出ようとしたら、他のお客さんは食後のドリンクをセルフサービスで飲んでいるようでした。
備え付けられたヒーターの上にコーヒーデカンタが置かれていてそれをセルフで注いでいたのです。
それを横目で見ながら会計をしてお店を出ようとしたら、入り口の看板に書かれてあるのを発見しました。
日替わりランチ980円
食後の飲み物付き(セルフサービス)
なるほど、それで多くの人がコーヒーを飲んでいたんですね。
私のところに注文にこられた女性は、そんなこと一言も言っていなかったので私は帰るまで気がつかなかったというわけです。
たぶんですが、店員の女性はこう思っていたと思います。
・お昼の時間帯に来る人はほとんどが日替わりランチ
・日替わりランチにはコーヒーが付いていてセルフサービスなのはもう周知の事実
・看板にも書いてあるし言わなくても分かるやろ
意地悪でわざと言わなかったわけでも、説明の手を抜いたわけでもなく、きっと言わなくても分かるやろ的な感じだったのではないでしょうか。
私はデカンタに放置されて温め続けられたコーヒーでおいしいものに出会ったことはないので、セルフで飲めるのを説明されたとしても飲みませんでしたが、やっぱり「あれ?」と思いましたし、事実もう行くことはないと思いました。
心がちっちゃいですね(笑)
丁寧な説明を繰り返す必要がある理由とは?
でもこれ、治療院の先生方や受付スタッフも同じことをしている可能性があります。
実は治療院でも「流石にわかっているやろ」と思うことでも患者さんにはしっかりと説明する必要があるんです。
例えば当院では入り口に入ってきた患者さん靴を脱いでスリッパに履き替えることになっています。
それは初めて来た患者さんでも見れば分かります。
マットの真前にスリッパが置かれていますので普通なら「履き替えるんやろな」と分かります。
それでも当院では
「スリッパに履き替えてくださいね」
と説明するようにしています。
それは少しでも患者さんが不安にならないように、迷わないようにするためです。
馴れ合いになってしまわないように気をつけましょう。
しかし、何度も通院している患者さんや何年も通ってくださっている患者さんにはどうでしょう。
ついついその説明を省いてしまうことがやはりあります。
流石にもう分かっているだろう・・・と。
そういう馴れ合いが出てくると、新規の患者さんにもついつい説明を省いてしまい迷わせることになってしまうのです。
知らない場所に足を運んだことがある方なら分かると思いますが、初めての場所は緊張しますよね。
そこで丁寧に説明されたり、親切にスリッパを出されたり、荷物を置く場所を教えてもらったり、食べ物屋さんなら注文の仕方をわかりやすく説明してくれたらどうでしょう。
「このお肉はしっかり焼いた方が美味しいですよ」
「こちらを買われるのでしたら一緒にこれを買われたらこういう時に便利ですよ」
こんな感じで説明されたらまた来たくなると思います。
少なくとも私が2度と行かないと思った和食屋さんのようにはならないと思います。
患者さんも治療院に緊張して入って来ますよね。
それは何度も来られた患者さんでも同じだと思います。
私も何度も通った歯医者さんに行く時も緊張しますし、30年以上通っているお店でもやはり自分の家ではないので少し緊張はします。
体を治すためにきている患者さんにやはり緊張させてはいけませんよね。
ぜひ患者さんが緊張することがないように、案内や説明は省略せずに行ってみてくださいね。
そうすれば患者さんが一度で来なくなるということも少なくなっていくのではないでしょうか。
長年の不調や痛みの患者さんこそ何度も治療が必要ですから、リピート率ということを意識していかないと治療院としてはいずれ立ち行かなくなると思います。
今回のブログがリピート率にお悩みの先生方の参考になりましたら幸いです。
自費移行に関して何からしたらいいか分からない方は有料で個人的にお教えします。
当然ですが入会金も月会費も必要です。ぜひお問い合わせください。
整骨院完全自費化スクールまでメールでご質問くださいね。
整骨院完全自費化スクールでは、会員の先生には個別に内容を見て改善点をお教えしています。
「患者さんからの問い合わせがない」
「以前に比べて問い合わせが減った」
「コロナ禍で患者さんの来院数が減った」
このようにお感じで、整骨院完全自費化スクールにご興味がおありだという先生は、まずはメールにてお問い合わせいただけましたら幸いです。
info@shikoku-jihi.com