第16回 精神的にも肉体的にも疲弊しないためには?

1回6,000円(税抜き)。

これが私の院の治療費です。

(2020年3月20日現在)

どのような症状でも一回の治療費は変わりません。

前回のブログで書きました通り、自費治療専門に移行した頃は私自身も1回6,000円(税抜き)の治療費で来てくれる患者さんがおられるのかとても不安に思っていました。

その治療費で患者さんがまた次に来院してくれるのだろうか、そればかりを気にしていたこともあります。

自費治療に移行したいとお考えの先生も同じように感じていませんか?

しかし今では定期的に通って来られる患者さんも大勢いらっしゃいますので、1ヶ月に延べ200名以上の患者さんがご来院されています。

その中には毎月必ず通院されている患者さんも大勢おられますし、むしろそのような患者さんの方が多いという状況です。

当初あった強い症状も治まり、メンテナンスに移行して定期的に体のメンテナンスをしていれば、調子がいい状態が続きます。

そうすると調子がいいのが当たり前になってしまうので、ご自身が調子良く過ごせていることに気付かないこともあるんですね。

しかしながらメンテナンスをお休みすると、定期的にメンテナンスをしていた頃のお身体とは顕著な違いが現れるため、

「あれ?なんか以前より肩が重く感じることが多くなった。」

「そういえば最近になって頭痛薬を飲む回数が増えたかもしれない。」

などとお気付きになるのです。

そして仕事やスポーツや趣味を体の不調を気にせずに長いこと続けていくためには、やっぱりメンテナンスが必要だということで定期的な通院に戻ってきてくださいます。

それこそ患者さんご自身が受けたいと思っていただける治療やメンテナンスだと考えています。

ですので当院では1ヶ月に1回、3週間に1回、2週間に1回といった定期的なメンテナンスに通っておられる患者さんが大勢いらっしゃいますし、メンテナンスの患者さんの比率が一番高いです。

他にも2ヶ月に1回は調子が悪い訳でもないけど、お体のためといってメンテナンスに必ず通院されている患者さんも少数ですがおられます。

来院されるたびに2ヶ月後のご予約を毎回取られて、きちんと2ヶ月後に来院されています。

これは患者さん自身が喜んで受けたいと考えて通われているわけです。

治療する側である自分自身も常にレベルアップを繰り返しながら、持てる技術をすべて出し切って治療にあたっていれば、当然患者さんの体の調子も良くなります。

すると患者さんが今まで体の痛みや不調で我慢していたことができるようになりますので、ご本人はもちろん、そのご家族の方もとても喜んでくださいます。

例えば、長年の腰痛で仕事は何とか行けるけど休日は辛くて家で1日ゴロゴロ寝てばかりだったご主人さんをお持ちの奥様がいました。

休みの日は一緒にお出かけもしたいし、家の庭周りの片付けや草抜きもしてもらいたいし、趣味で習っているガーデニングを自宅の庭で再現したいと思っていたのでした。

でもご主人さんがそんな調子だし辛そうなのを長年見ているからか、言いたくても言い出せない状況になりますよね。

ずっとこのままなのだろうか、子供と一緒にもっと遊んで欲しいのに・・・。

そんなご主人さんをお持ちの奥様がインターネットで検索してご主人さんの治療の予約を取り、「なんか嫁さんに言われて来てみました。」と来られたご主人さん。

そして治療をお受けになり次第に腰痛が気にならなくなり、休日も今までより積極的に外出するようにもなって、奥様と一緒にガーデニングを楽しむようになりました。

するとその奥様も昔から辛かった肩こりや頭痛が良くなるかもしれないと、治療に来られるようになりました。

ご主人さんは腰痛が気にならなくなり、奥様も定期的なメンテナンスによりひどい肩こりからくる頭痛が出にくくなったので、お二人とも今では喜んで月一のメンテナンスに通われています。

理想的ですよね。

治療する側の私自身も、患者さんもそのご家族も、それぞれが良いことばかりではないでしょうか。

もう一度書きますが、私の院の治療費は1回6,000円(税抜き)です。

診たくない患者さんの愚痴を聞きながら、ヘトヘトになりながら1日中みっちりマッサージをするわけではありません。

一生懸命仕事した数ヶ月後に「お金払いません」というレセプト返戻など、もちろんありません。

監査に怯えながら作り話のレセプトを考える、これもありません。

ケガなどしていない交通事故の患者さんに「ここもんで」と指図されることもありません。

私は精神的にも肉体的にも疲弊しないで治療院を経営していくには自費治療しかないと考えています。

このように診たい患者さんを診て、なおかつ患者さんに喜ばれる自費治療は皆さんが幸せになる可能性が秘められています。

次回からは具体的に自費移行していく手順やポイントを書き進めてまいりますので必ずお読みくださいね。

 

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「第16回 精神的にも肉体的にも疲弊しないためには?」への2件のフィードバック

    1. コメントをありがとうございます。治療技術に関してですと、どのような種類のものであっても1つの治療法を突き詰めていくことが大事だと思います。患者さんの中でも多い「腰痛」や「肩こり」でも痛みや不調を訴える部位とは別の場所に原因があることがほとんどですよね。私は、体全体のバランスを整えられるような技術を特に磨いています。

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