院の改装で職人さんに言われた一言とは。

職人さんに言われた一言

さて、8月に院の看板を新しくして、施術室にブースを分けるカーテンを取り付けて患者さんに治療を受けていただきやすい環境に変えていきました。

そしてこの度、床のカーペットを全面新しくする工事もお願いしました。

工事をお願いしたのは、国分寺整骨院にもう4年以上お体のメンテナンスで通われているリフォーム会社の社長さんです。

11月の休診日に、職人さんが7人も総出で工事を1日で完了してくださいました。

「カメハウス」の亀井社長、ありがとうございました。

実は今まではホームセンターで買ってきたカーペットを自分で並べて敷いていました。

つまりは素人の仕事だったんですね。

今回はベテランの職人さんが順序よく丁寧にピシッと並べて敷いてくれました。

その職人さんが壁に沿って余ったカーペットをカットしているときに見つけた専用の機械を見せてもらいました。

これはカーペットを壁に沿って切ることでピタッと合わせることができるカッターだそうです。

壁に押し当てながらカーペットを切っている姿を見て、

「それ、便利そうですね!」

と言ったところ、

「素人が使ったらガタガタになるんで。しかもこの壁の近辺まできちっとカーペットを敷けていないとダメなんやで。」

と言われました。

正直に言うと失礼ながら「僕でもできるんちゃうかな?」と思ってしまいました・・・。

「この道具も人のものを使ったら感覚が違うから、自分専用の道具じゃないと無理なんや。」

「これな、ものすごく簡単げに見えるけど使えるようになるには何年もかかるんやで。整骨院の先生の技術も同じやろ?」

とおっしゃっていました。

そう言われて「はっ!」と思い当たることがありました。

やり続けることの大切さ

私が習っている治療法の勉強会で講師の先生に見本を見せていただく際に、簡単そうにというか非常にシンプルなそれでいて流れるような動きで治療をされるんですよね。

「なんかすぐできそう」という感じです。

でもやってみると全然できない。

何度も練習してやっと形は真似できる、でも何十回も練習しないとしっくりこない。

何年同じことをやり続けてもなかなか講師の先生のようにはいきません。

やはり練習はもちろん、

やり続けてみて部分的に修正する

不明な点を講師の先生に確認する

また修正してやり続ける

新たな不明点が出てくる

確認する

修正する・・・

というように同じことを何度もやり続けていかないと、技術というものはレベルアップしていかないんだな、と感じます。

先ほどの内装屋さんの職人さんも、初めてきた現場なのに部屋を見るなり

「ここから敷き始めようか。こっからこっちに向かって、ここで調整してカットして・・・。」

というのを一瞬で判断されて仕事に取り掛かっておられました。

調整するために特殊な道具で壁沿いにカットする、という作業に至るまでは、そういった「段取り」を決める能力も必要で、実際にカットする技術も必要ということになります。

だから何年もかかる」、とおっしゃっていたのだと思います。

 

技術にしろ、知識にしろ、やはり「磨き続ける」「勉強し続ける」ということが大事だということを職人さんに改めて教わった気がする今回の改装工事でした。

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