保険診療をやめて自費移行するためのステップ　その4３（音声あり）

では今回もアドバイスいただける先生をご紹介します。

兵庫県小野市で

こころ鍼灸整骨院の院長であり、

治療院成功塾を運営されている

作尾大介先生です。

作尾先生

今日もよろしくお願いします！

皆さん、こんにちは。

治療院成功塾の

作尾大介と申します。

よろしくお願いいたします！

作尾先生、前回、過去に一度でも来た患者さんのリストはとても大切ですよ、ということを教えていただきました。

はいそうですね、新規に患者さんを集めるよりも、過去のリストにアプローチした方が圧倒的に容易に集客できますので、過去のリストは宝だと思って活用していきましょう。

はい、承知しました。

作尾先生、これまでグレーな保険診療をやめて自費移行するためのステップ、ということでたくさんのことを教えていただきました。

ありがとうございます。

そもそもなんですが、自費移行をされてもう何年も経つ作尾先生はなぜ自費移行されたんですか？

というか、自費移行しないといけないんでしょうか？

これまた随分とそもそものお話になりましたねw

自費移行した理由や、自費移行しなければいけない理由はたくさんあります。

そうですよね。

例えばレセプト作業が面倒になったとかですか？

まあ、それもあるかもしれません。

でもそれこそ、そもそものお話になりますが、健康保険などを使って整骨院・接骨院で治療できる症状ってなんですか？

そうですね、骨折・脱臼・急性の捻挫・挫傷・打撲、でしたよね。

専門学校でも習いましたし、その内容じゃないとレセプト作成ができないはずです。

ですよね。

慢性の腰痛とか、坐骨神経痛とか症状名には書けませんよね。

でも実際はどうですか？

急性の打撲とか、急性の捻挫の患者さんなんて全体の1%くらいじゃないですか？

確かにそうですね。

実際は接骨院に通われている患者さんのほとんどが慢性症状ですよね。

そんな実態ですから、ということはすでに自費移行されている院がほとんど、ということでしょうか？

それがですね、やっぱりそんなことはなく、聞くところによると保険がメインでやっている院がほとんどなんですよね。もしくは保険に自費をプラスして、みたいな裏技を使っているとか、なんです。

つまり、慢性症状を急性症状に置き換えてレセプトを作成しているということが想像できます。

慢性症状を急性症状に置き換える？ですか？

それって合法ですか？

もちろん違法です。

私は、そんなことをやらないといけない業界が嫌で自費移行をしたんです。

慢性症状だろうが急性症状だろうが、適切な治療をして適切な料金をいただくということが自然だと思ったんです。

なるほど、それはそうですよね。

そもそも自費移行しなければいけない、というよりも保険がメインではやっていけないのを、無理やり違法なことをやっている院が多い、ということですね。

それってなんとか捕まらずにやっていけるからそうなっているんですよね。

ただ昔はそうでしたが、最近では「違法請求額3万円」みたいな金額でどんどん摘発されています。

摘発されれば少なくとも５年間は保険が扱えなくなりますから、強制的に自費移行になりますよね。

でも、今まで保険でやっていた院が急に明日から自費移行をしろ、といわれてもやっぱりできません。

自費移行には今まで41回に分けてお話ししてきたステップをこなしていかなければいけませんから、いきなり変えるのはほぼ無理です。

確かに、私も１年以上かけて自費移行しましたからね・・・

そうなんですよ。

先ほどもお話しした通り、私も元々は違法なことをやっている業界に嫌気がさして自費移行をしましたが、やはりそれなりの期間や準備が必要なんです。

そしてもちろん第二創業くらいの意識も必要ですし、何より資金も必要になります。

自費移行するのに資金が必要なんですか？

もちろんです。

ちょっと長くなりますので、その辺りはまた次回にお話しいたします。

承知しました。

作尾先生、本日も貴重なお話しをありがとうございました！

ありがとうございました！

次回はこの続きになりますのでしばらくお待ちくださいね。

では今日はこの辺で失礼します。