患者さんとのコミュニケーションを改善する方法とその対策とは?

知らない間に施術をされた患者さん

さて、昨日来られた女性患者さんのお話です。

1ヶ月ほど前に足を傷めてから、ある動きをすると激痛が走り来月からの新生活に不安を抱えておられました。

「病院か整骨院のようなところで診てもらいましたか?」とお聞きすると、

「ホットペッパーで見つけたA整体院に初回クーポンを使って一度行きました。」とのこと。

「少し症状はよくなりましたか?」

「わかりません」

どうして「分からない」という答えが出たのかと思い、いくつか質問しました。

するとどうやら次のようなことがあったようです。

・痛いところは聞かれた。

・「背中が張っている、ある部分が硬くなっている」ということを言われた。

・知らない間に施術に入っていた。

・施術が終わったと思われるところで「どうですか?」と聞かれたけど、何がどうなのか全く分からなかった。

・痛みは全く変わらず困っている。

ということらしいです。

1時間ほど滞在した整体院なのに記憶に残っているのはその程度だとおっしゃるのです。

結局、何をされたのかが分からず、

よくなったのかどうかも分からず、

そして痛みも全く変わらなかったために、

続けて治療することはなく別の治療院を探して、当院に来られたということでした。

ちなみに当院で治療を受けられた後、その日に痛みが無くなったとお喜びのLINEをいただきました。(スクショの掲載は患者さんに許可をいただいています)

ここでA整体院での対応で問題があったとしたらどこが問題だったのでしょうか?

そしてどこを改善すればこの患者さんは他の治療院に行かなかったのでしょうか?

これをご覧の先生方がお察しの通り、やはりコミュニケーション不足が問題ではないでしょうか?

患者さんは何をされるのか分からないから不安でおられます。

そして何より痛みが無くなるのか、新生活に向けて早く体を治したいのに間に合うのかなど、色々な不安を抱えておられるはずです。

その不安の中で来院されていますから、十分にコミュニケーションを取る必要があるのに、

「知らない間に施術された」と感じたということは大きな問題だと思います。

会話が一方通行になっていませんか?

ではどのようにすれば患者さんとのコミュニケーションを十分に取ることができたと思いますか?

それはやはり最低限の「声かけ」が必要だと思います。

知らない間に何かされることほど怖いことはありません。

ですから「今から施術しますね」と一言お伝えすればよかったのだと思います。

私の院ではしませんが、特にアジャスト系の施術を行う場合は事前の説明は大事ですよね。

「なんかいきなりグイッとされて怖かった」というお話を患者さんから聞くことが多いです。

ですから患者さんの同意を得ずに何かをする、ということがないようにしなければいけません。

そのためにはその都度「声かけ」が必要だと思います。

適切なタイミングで適切な声かけが大切です。

痛みなどの症状にお仕事内容が関係していると思ったら、

「ご職業をお聞きしてもいいですか?」と声かけしてあげるといいでしょう。

患者さんの背後に立つときは、

「背中を見せてもらってもいいですか?」と声かけしてから移動するということに気をつけるといいと思います。

その都度同意を得ることで、会話が一方通行にならず、しかも患者さんの不安を少なくすることができるのではないでしょうか?

一度に多くの方とコミュニケーションを取ることで普段の1対1の対応も改善します。

これをご覧の治療家の先生方は、普段は患者さんと1対1で会話することがほとんどだと思います。

一度に多くの方と会話したり、対応するという機会は少ないですよね。

私が7年前から地域の方向けに開催している「健康講座」では、一度に多くの方とコミュニケーションを取る必要があります。

そしてこちらから一方通行の講座開催では、参加された方の満足度は低いものとなってしまいますから、双方向のコミュニケーションを意識しなければいけません。

一度に2名〜30名などの多くの方とコミュニケーションをとる講座開催を経験すると、普段の1対1のコミュニケーション能力は格段に上がります。

適切なタイミングで適切な声かけをする、その方法をお伝えする機会を設けました。

「講座見学特典付き!年間50人の新規患者さんを広告費なしで集める体験型・実践型セミナー」

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大阪府藤井寺市で4月23日(日)の13:30から講座開催するための大切なポイントをお伝えいたします。

このセミナーを受けて講座開催をした先生が、全国17ヶ所にまで広がっています。

・患者さんとのコミュニケーションを改善したい

・患者さんの反応が悪い

・一度来た患者さんが二度と来ない

ということにお困りの治療家の先生はこのセミナーを受けて、講座開催をすることで驚くような結果に結びつくと思います。

満席になる前にチェックしてみて下さいね。

(監修 柔道整復師 田口誠二)

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