治療院における回数券販売はうまくいくのか?

前回のお話はこちらからどうぞ。

患者さんに繰り返しきてもらうために回数券を提案したら?

 

田口
田口

保険太郎さん、こんにちは。

前回は、患者さんに繰り返し来てもらうために信頼関係を築く必要がある、でも回数券はダメですよ、お勧めできませんよ、というところで終わっていましたので、続きをお話ししようと思います。

僕がいいと思ったことは大体否定されますよね。

保 険太郎先生
保 険太郎先生
田口
田口

そういうわけではありませんが、先生が安易に違う方に走りやすいだけです(笑)

回数券だけに関して言えば、治療院業界ではお勧めできないということなんです。

患者さんが治療院に繰り返し通うことがお互いのためにもなります

↑こちらでもお話ししましたが、散髪屋さんやパン屋さんと同じで、治療院は地域の人がリピートしてくれることを目指さないといけません。

二度と来ない人が増えたらやっていけませんよね。

なぜなら無限に人がいるわけじゃないですし、遠方から来られる方だって限られてるでしょ?

でもうちの院には隣の県からも来ますよ。

すごいでしょ。

保 険太郎先生
保 険太郎先生
田口
田口

そういう患者さんもいるでしょうね。

でも果たしてその割合が何%なのか、ということです。

せいぜい半径5キロとか車で10分、15分くらいの範囲の方が9割以上じゃないですか?

どうでしょうね。

そんなん調べたことがないからはっきり分かりませんよ。

患者さんがどこから来ているかなんて関係ないでしょ。

保 険太郎先生
保 険太郎先生
田口
田口

それではここ3ヶ月だけでもいいので、患者さんお住まいの地域を調べてみてください。

住所は知っているはずですから分かりますよね。

とても大事ですのでしっかりと把握しておいてください。

「遠くから来ている患者さん」も確かにいると思います。

うちの院でも片道3時間かけて来られる方もおられますが、2人だけです。

ほとんどが同じ地区内か隣接する市町村から来られています。

あ、はい。

わっかりました〜

やってみます~

気が向いたら。

保 険太郎先生
保 険太郎先生
田口
田口

ほんまに大事なことなので調べて把握しておいてくださいね。

それが把握できたら近隣の患者さん、地域の方に目を向けてやっていかないといけないということが分かるはずです。

そうすれば初回から10回券や15回券、クレジットカードでサブスク契約なんて高額な提案を治療院で販売できないはずですよ。

ふーん。

売り上げが上がるからいいと思ったんですけどね。

保 険太郎先生
保 険太郎先生
田口
田口

では、例えば15回で10万円の回数券を10人に売ったら売り上げはいくらになりますか?

バカにしてるんですか?

10万円が10人ですから100万円でしょ。

何を言ってるんですか!

いくらなんでもそれくらい分かりますよ。

毎月10人に売ったらずっと売り上げ100万円!!

やっぱりいいんじゃないですか?これ。

保 険太郎先生
保 険太郎先生
田口
田口

別にバカにしているわけじゃないです。

じゃあ、うまく毎月10人に10万円の回数券が売れたとして、一年たったらどうなりますか?

それも簡単でしょ。

100万円が12ヶ月だから1200万円じゃないですか!

これやってみよう、やっぱり。

健康講座なんてクソめんどくさいことしないでいけるっしょ~!

保 険太郎先生
保 険太郎先生
田口
田口

え、えーとですね、売り上げの計算は合ってます。

では、販売した患者さんの数は何人でしょう?

簡単ですね。

ひと月に10人に販売してますから1年後は120人になってますよね。

最初に回数券を売った患者さんは回数券を全部使い切りましたかね。

使い切ったかもしれないし、そうでないかもしれない。

1ヶ月の間に120人が回数券で来院したら、それ以外で売り上げを上げないといけないことは理解できますか?

それはまたその月に10人に売ればいいでしょ。

そうやって回していけば大丈夫じゃないですか?

保 険太郎先生
保 険太郎先生
田口
田口

ということは、毎月必ず10人に回数券を売っていかないといけないということになりますよね。

毎月新規の患者さんを集めて、10人に10万円の回数券を買ってもらう、ということです。

5万円の回数券なら20人に売らないといけない。

毎月ですよ。

新規の患者さんが10人来たとして、全員が買いますか?

初回でそこまでの信頼関係が築けるなら、今までも1回で来なくなった患者さんなんていなかったはずじゃないですか?

う・・・。

新患さん全員に回数券を販売・・・。

ちょっとハードル高そうです。

いや、3万円に値段を落としたらいいんじゃ・・・それだと33人か・・・。

全員は買わないだろうから50〜60人くらい新規の患者さんを集めないといけないのか。

予約取れるか?それ・・・。

保 険太郎先生
保 険太郎先生
田口
田口

おー!自分でよく気づきましたね。

回数券販売は、新規を永遠に集めないといけないのと、予約がどこかの段階で取れなくなります。回数券を買ったのに予約が取れないなんて返金して!とトラブルにもなりますし、文句も言わずに去っていく人も増えるでしょう。そして治療院における回数券販売の闇はこれだけではありません。

長くなりましたので続きはまた明日お伝えしますね。

まだあるんですか・・・

保 険太郎先生
保 険太郎先生
田口
田口

はい、ありますよ(笑)

では明日まで少しだけお待ちくださいね。

次回はこの続きになりますので

しばらくお待ちくださいね。
では今日はこの辺で失礼します。

↓残りあと1名様です

「講座見学特典付き!年間50人の新規患者さんを広告費なしで集める体験型・実践型セミナー」

——————

【整骨院完全自費化スクール】

https://shikoku-jihi.com/

整骨院完全自費化スクールの田口に自費移行の質問をする時はこちらから

https://lin.ee/wvdQEGk

——————

(監修 柔道整復師 田口誠二)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です