自費患者さんが増えると必然的に保険患者さんの数は減ります

前回のお話はこちらからどうぞ。

自費移行はダイエットと同じ。数値で判断していきましょう

 

田口
田口

保険太郎さん、こんにちは。

前回は、宿題お疲れ様でした。

そして自費移行はダイエットと同じように、

数値で判断していくことが大事ですよというお話でしたね。

 

だからそれは分かりました。

(数字を見るのは苦手やけど・・・。)

実際にどうすれば自費の患者さんが増えるのかを知りたいんですよぉ。

売り上げをダイエットしたいんじゃなくて増やしたいんですよ。

早く教えてくださいよぉ。

保 険太郎先生
保 険太郎先生
田口
田口

そうですよね。

前回のデータでは売り上げの比較で、

保険患者さんが73%、自費患者さんが27%でしたね。

ここから具体的にどういう変化があったら嬉しいんですか?

そんなん何回も言ってるじゃないですかぁ。

自費患者さんの数を増やしたいんですよぉ。

保険が厳しくてもうレセプト処理とか返戻とかイヤイヤになってるんですからぁ。

保 険太郎先生
保 険太郎先生
田口
田口

そうですね。

では、自費の患者さんの数が増えるということは、

必然的に保険患者さんの数が減りますよね。

ん?そうですかねぇ。

保険患者さんの数が減ったら困りますよぉ。

保 険太郎先生
保 険太郎先生
田口
田口

それはどうしてですか?

だって、今来ている保険患者さんが減るってことでしょ?

そしたら売り上げが減っちゃいません?

売り上げが減るのは嫌なんですよぉ。

アップしたいんですぅ。

アップアップぅー!

保 険太郎先生
保 険太郎先生

 

田口
田口

そうですよね、売り上げが減るのは嫌ですよね。

でも、自費の患者さんの数を増やしたいんですよね。

保険は厳しいし、レセプトも面倒、

だから保険の患者さんを減らしたい、

じゃなかったですか?

まあ、そうなんですけど・・・。

なんか患者さんが減るっていうのが悪いことのような気がします。

保 険太郎先生
保 険太郎先生
田口
田口

お気持ちはわかります。

では、この前の保険太郎先生の売り上げの割合を見てみましょう。

保険患者さんの数は94%に対して、自費の患者さんの数はたった6%ですよね。

これが例えば、自費の患者さんの数が2倍に増えました。

すると保険患者さんの数はどうなりますか?

どうなりますか?って言ったって、

自費の患者さんの数が2倍になるんだから

保険患者さんの数は減るんじゃないですか?

僕1人で診ることができる数なんて限界がありますから。

やっぱり減る・・・。

保 険太郎先生
保 険太郎先生
田口
田口

そうですね。

よく正解しましたね。

保険患者さんの数は必然的に減りますね。

では自費患者さんの数が2倍になったら、売り上げはどう変わりますか?

保険患者さんが減ったら売り上げはどう変わりますか?

難易度が上がりましたけど大丈夫ですか?

大丈夫ですよっ!それくらい!

えーっと、44人が2倍だから88人。

自費の患者さんは1人7000円だから、

88x7000で616,000円?

保 険太郎先生
保 険太郎先生
田口
田口

そうですね。

今度は自費患者さんが増えた分、

保険患者さんを減らさないといけませんね。

なんか減らしたくないけど・・・。

自費の患者さんは保険患者さんの2倍時間がかかるから、

44人増えた分、2倍の88人分は引かないといけないのかなぁ。

ということは682ー88で594人?

単価は1210円くらいだから売り上げは718,740円?

合ってます?これ。

保 険太郎先生
保 険太郎先生

田口
田口

まあ、単なるシミュレーションですからそんな感じでいいと思います。

さて売り上げはどうなりましたか?

そんなん減るに決まって・・・あれ。

増えてる。

やっぱりなんか間違ってませんか?これ。

保 険太郎先生
保 険太郎先生
田口
田口

大丈夫、間違っていませんよ。

単価の高い自費の患者さんが増えたんですから、

トータルの売り上げは増えるはずです。

自費の患者さんの数をたった2倍にするだけで

全体の売り上げは増えるということです。

まあ実際は保険患者さんはもっと減りますけどね。

ほんまですか?

自費の患者さんが1ヶ月に44人。

これを88人にするくらいだったら何かできそうな気がする・・・。

保 険太郎先生
保 険太郎先生
田口
田口

そうでしょ?

そして、今のトータルの売り上げをキープするとしたら、

自費の患者さんを2倍のパターンで考えた場合、

保険患者さんの数は3割くらい減らしても大丈夫ということになります。

ちょっと長くなりましたので続きは、また明日まで少しだけお待ちくださいね。

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(監修 柔道整復師 田口誠二)

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