治療時間が長ければいいわけではありません（その１）

保険太郎さん、こんにちは。

前回までのお話で3回に分けて、

自費患者さんを増やすには完全予約制にしないといけませんよ、

とお伝えしました。

流石に気持ちの変化が出ましたか。

そうでなかったらもう終わりだと思いましたが大丈夫そうですね。

その中で1回で劇的な変化を出さないと高額な治療費をもらいにくい、

と言われていましたね。

だから治療時間を長くかければいいともおっしゃっていました。

はい、全く参考にならないのでいいです。

では、保険太郎先生の自費メニューはつまり

リラクゼーションが目的ということでいいですか？

そうですか。

以前にお話ししましたが、

自費治療に通われる患者さんは

どういう人たちだとお伝えしたか覚えていますか？

すごいじゃないですか！

合ってますよ！

よく覚えてましたね。

しっかりとお伝えした甲斐がありました。

つまり計画的に治療を受けられる方というのは、

生活も計画的であることが想像できますよね。

1週間後の予定を決める、

１ヶ月後の予定に治療の予定を組み込むわけですから、

治療以外の予定も計画的でないと無理ですよね。

お休みの日の午前中は美容院に行って、

午後からは治療とか、

この日は休みを取ってご家族の用事を済ませるとか、

プライベートな予定も計画的な方々が自費治療を受けられるのです。

食い下がりますね。

そう思いますか・・・。

自費治療の患者さんは、

逆にできるだけ短い時間で、

その中でできる最大の効果を望んでおられますよ。

そうですね、そこにはしっかりとした説明や

治療計画を示すということも必要になってきます。

ですが、「とにかく時間をかけて長く治療してもらいたい」

っていう人ほど保険の患者さんだったり、

自費治療なんて受けない患者さんだったりしませんか？

そうですよね。

日々の予定が決まっている自費治療の患者さんは、

治療のあとの予定も決まっているはずです。

早く治療を終わらせて次に行きたいと思っているんです。

そんな患者さんに１時間もかかったり、

いつ終わるか分からない治療なんて受けてもらえませんよ。

そうですね。

もちろん症状やその日の状態によっては

多少前後するかもしれませんが、

時間ははっきりと最初にお伝えすべきです。

例えば「今日は初回なのでこのくらいの時間がかかりましたが、

次回からは２０分くらいで終わります」

とか目安はお伝えしたほうが親切ですよね。

患者さんも「そうなんですね、だったら夕方でも来れます」

と予定を組みやすいはずです。

それが、例えば毎回終わる時間がまちまちだったら、

やっぱり続けて通うのは難しいと思いますよ。

なるほど、そこは心配がつきませんよね。

では、そのあたりについてもまた大事なお話になりますので、

続きはまた明日にしましょう。