前回のお話はこちらからどうぞ。
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保険太郎先生、お久しぶりです。
前回は、私が行う健康講座を見学してもらってそのポイントをお伝えするという「講座開催セミナー」のご案内でした。
あいにく定員がいっぱいで保険太郎先生にはご参加いただけませんでしたけどね。
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こんちは〜
そうでした、そうでした。
それで健康講座は盛り上がったんですかぁ?
うまくいきましたぁ?
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はい、そうですよね。
おかげさまで盛り上がりましたし、終わってから「すごく勉強になりました。ありがとうございました」とお礼のご連絡をいただきました。
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まあ、それが本当かどうかは誰にも分かりませんけどねぇ。
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確かにそうですね。
でも盛り上がったのは事実ですし、大阪、兵庫、岡山、愛媛などからセミナーにご参加いただいた6名の先生方は一部始終を見られていますし、その場で来院予約を獲得したところも見ています。
ですので、別に保険太郎先生が信じようが信じまいが、保険の扱いを続けようが摘発されようが資格停止を喰らおうが私には関係ありません。
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ま、また急に突き放さないでくださいよぉ。
僕だって生活がかかっているんですから。
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なるほど、そうかもしれませんね。
生活がかかっているから急性のケガの患者さんを保険で診ているというわけですか。
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あ、いや、急性のケガと言いますか、なんと言いますか・・・。
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あれ?はっきり言えない理由があるんですか?
保険が使えるのは急性のケガだけですよね?
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ぐっ・・・。
あ、いや、急性のケガというか亜急性のケガというか・・・
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出ましたね、伝家の宝刀「亜急性」。
急性の亜種。
確かに厚生労働省も「療養費の支給対象となる負傷は、負傷の原因が明らかで、身体の組織の損傷の状態が慢性に至っていない急性又は亜急性の外傷性の骨折、脱臼、打撲及び捻挫であり、 内科的原因による疾患は含まれないこと。」と言っていますね。
つまり亜急性の外傷も療養費の支給対象であると。
間違いはありませんね。
ただ「亜急性の外傷」という表現は医学的に用いられることはないらしいですけどね。
亜急性のケガの患者さんが多いんですね、保険太郎先生の院は。
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ええ、まあ。
亜急性だらけですわ。
猫も杓子も亜急性です。
ていうか、外傷なのかどうかもよく分かりませんが一応そういうことにしているという感じで・・・。
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えーっ!!
だって患者さん全体の人数の94%が保険患者さんでしたよね?
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いや、だって、急性のケガの患者さんなんかいませんよ、正直言って。
そしたら亜急性のケガとしか言えないでしょ。
柔道整復師判断・・・ですよぉ。
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なるほど。
ケガかどうか微妙な患者さんを亜急性という謎の言葉を使って療養費の対象にしてしまう。。。
そんなことをしているわけですね。
本来の制度とはかけ離れたことをやっているということでいいですか?
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い、いや、あくまでも亜急性です(汗)
亜急性のケガですぅ。。。
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あのですね、もういい加減にやめませんか?
その亜急性。
それが本当にケガだと思っているんなら世の中ケガ人だらけじゃないですか。
そんなに周りにケガ人なんかいませんよ?
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いやいや、そんなん言わんとってください。
保険を扱っている以上、「昨日から痛くなった」とか言われたら仕方ないんですよぉ。
前から痛かったけど昨日から痛みが強まって・・・。
そしたら何か心当たりありませんか?って。
洗濯物干した時に急に痛くなった、ってなって・・・。
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なるほど、まあ全部わかってて言ったんですけどね。
そんな危ういことしてたら本当に摘発されますよ。
そんなことしなくても自費でも治療を受けてくれる患者さんを集めて真っ当に仕事しましょうよ。
そういうお手伝いだったら私もできますよ。
実際にこの前の講座きっかけで来られた患者さんは自費で治療を受けられましたし。
それがこちらの世界ではもう普通ですよ。
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えーっ?
なんかにわかには信じ難いですぅ。
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そうですね、保険ばかり扱っていると感覚がおかしくなっているんでしょうね。
浮世離れしているというか・・・。
来年の1月にはまた講座開催セミナーを開催します。
そこで講座から自費の患者さんに来てもらう方法をお伝えできると思いますので次回の開催をお待ちくださいね。
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(監修 柔道整復師 田口誠二)